茶は東洋において5000年前から飲まれてきた。その長い歴史の中で、茶の品質の等級分けは、官能審査によって行われるのが一般的である。そこでは、専門的な訓練を受けた品評員が、視覚、嗅覚、味覚によって品質の良否を判断する。厳しい訓練プログラムと養成を経て、良好な体力と感覚の感度を維持しつつ、且つ落ち着いた環境であれば、茶の品質は判断することができる。官能審査は、茶の品質を鑑定し等級分けするための重要な方法であり、茶業界でも広く認められている。
台湾茶鑑定法:官能審査ハンドブック
內容描述
目錄大綱
01 緒論
02 品評員の素養、職業道徳と倫理
03 官能審査の原理
04 官能審査に関連する化学成分
05 官能審査の流れと必要設備
06 官能審査用語と台湾茶の特色
07 官能審査による等級分けの手順
08 台湾茶フレーバーホイール
09 台湾茶分類分級制度TAGs
参考資料 中華民国茶葉国家標準(CNS 179:2021 N1007)分類原則
作者介紹
作者簡介
農業部茶及び飲料作物改良場
農業部茶及び飲料作物改良場は、民国前9年、すなわち日本統治時代の明治36年(1903)に、「台湾総督府殖産局附属製茶試験場」として創立された。その後、民国57年(1968)に、茶業の研究と指導権限を強化し台湾茶業の発展を推進するため、台湾省農林庁所管の「台湾省茶業改良場」となり、文山、魚池、台東の3分場及び凍頂工作站が設置された。民国88年(1999)7月1日、中央政府所管の「行政院農業委員会茶業改良場」となり、民国99年(2000)6月11日、分場を派出部門とした。民国112年(2023)8月1日、組織改編により「農業部茶及び飲料作物改良場」となる。作物改良科、作物環境科、加工技術科、産業服務科、北部分場、中部分場、東部分場、南部分場の8部門及び秘書室、人事室、主計室の3補助(事務)部門がある。台湾で唯一の茶業と飲料の指導専門機関である。